日本製品が、品質立国日本の名のもとに世界的に飛躍し、世界の市場を制覇したことは、記憶に新しいと言えます。しかし、最近、日本製品の品質が大きく問われるような事態が発生しています。
品質重視経営を行うことにより、消費者からの信頼が高まり、企業業績が好転するという構図が揺らいでいます。日本企業への信頼性も大きく揺らいでいる現状を憂い、今、ここで「よみがえろう日本品質」というテーマでワークショップを開催し、日本企業を勇気づけ、品質向上により、企業価値を高める方策などを検討します。
経済産業省で消費者政策担当の審議官を務められ、現在も消費者政策研究官として製品事故等への対策や企業の品質向上への支援策に取り組んでおられる谷みどり氏に基調講演をお願いし、その後、「経営品質賞」を受賞された第一生命保険株式会社の細島芳氏に経営品質向上への取組みなどを紹介していただきます。
パネルディスカッションには、企業における品質問題の第一人者である加登豊氏（同志社大学大学院教授）にコーディネータをお願いし、トヨタ自動車株式会社の古谷健夫氏、パナソニック株式会社の牛山忠明氏を加え、日本企業の品質戦略などを議論し、品質向上と企業業績の相関性等、盛りだくさんの議論を行います。

－プログラム－

13:30-14:30　講演1「製品安全で築く信頼」

谷　みどり氏（経済産業省消費者政策研究官）

14:30-15:00　講演2「経営品質向上への取り組み」

細島　芳　氏（第一生命保険株式会社　DSR推進室部長）

～～ 休憩 ～～

15:15-17:00　パネルディスカッション

パネリスト：

谷　みどり氏

細島　芳　氏

古谷　健夫氏（トヨタ自動車株式会社 TQM推進部 主査）

牛山　忠明氏（パナソニック株式会社 技術品質本部 安全・品質統括センター

グループマネージャー）

コーディネータ：

加登　豊　氏（同志社大学大学院ビジネス研究科 教授、神戸大学 名誉教授）

司会：

藏本　一也  （神戸大学大学院経営学研究科 准教授）