過去の開催記録
「国際会計基準の導入を考える」
- 日 時
- 2012年7月1日(日) 13:30~17:00
- 場 所
神戸大学 大阪梅田サテライト教室
- 参 加 費
当研究所賛助会員の方:2,000円、非会員の方:10,000円
※学生会員は、学生証をご提示の場合、無料となります
概 要
国際会計基準ともよばれるIFRS(国際財務報告基準)は、TPPと並んで、今後の日本経済と日本企業に大きな影響を及ぼす重要な政策課題です。IFRSをめぐっては、これまで、国際会計基準審議会(IASB)と日本の企業会計基準委員会(ASBJ)の間で、両者を共通化させるためのプロジェクトが長年にわたって精力的に続けられてきました。その結果、わが国の会計基準と国際基準の共通化は大いに進展しました。さらに、世界に目を向ければ、2011年からIFRSの強制適用を開始した韓国をはじめ、数多くの国々でIFRSがすでに導入されています。しかし、その一方で、アメリカの証券取引委員会(SEC)の姿勢がやや消極化したことや東日本大震災の発生など、様々な状況の変化により、当初は早ければ2015年にも予定されていた日本での強制適用の方針は、再度見直しが行われています。
わが国におけるIFRSの導入については、不確定な要素が依然として残されていますが、その議論の行方にかかわらず、我々は、それぞれの立場において、IFRSと真剣に向き合うことが今後ますます必要になるものと思われます。今回のワークショップでは、2011年7月より国際会計基準審議会で日本を代表して会計基準の制定に直接関与されている鶯地理事、わが国の会計基準の制定に携わられている方、および既に国際会計基準を導入されている先進的な日本企業の経理担当者をお招きし、この問題を集中的に検討したいと考えています。
多数の皆様のご参加をお待ち申し上げております。
プログラム
パネリスト:
鶯地 隆継 氏(国際会計基準審議会IASB 理事)
新井 武広 氏(企業会計基準委員会ASBJ 副委員長)
加藤 治永 氏(住友商事株式会社 主計部)
コーディネータ:
桜井 久勝 (神戸大学大学院経営学研究科 教授)
音川 和久 (神戸大学大学院経営学研究科 教授)