過去の開催記録
人は誰もがリーダーである
- 日 時
- 2010年6月20日(日) 13:30〜17:00
- 場 所
神戸市産業振興センター10階 レセプションルーム
- 参 加 費
概 要
リーダーシップとは誰のためのものか。一般に浸透している考え方では、リーダーシップは、経営者や管理職や政治家の専売特許だろう。社会が急速に変化する現代では、既存の枠組みや常識的なものの見方をくつがえすために、明確なリーダーシップが求められている。それにもかかわらず、経営や政治の場面では、伝統にしたがってリーダーの役割を担ってきた年長者や上位者に、あまりリーダーシップが感じられない。世代交代は進まず、将来の方向性とビジョンを示すことができず、組織が迷走するような事態にも陥っている。
ひるがえって、組織を下支えするフォロワーの立場を見れば、上司の態度や行動に不満を抱いているのは日常茶飯事だが、かといって、上位者に自分の意見を述べ、高い問題意識をもち、率先して組織をよくしていこうとするエンゲージメントはあまり見られない。腹の底では現状に不満を感じていても、表面をとり繕って、よい部下像を演じようとする。それが「低温世代」や「草食系」の生き方だと達観している。
本ワークショップでは、平尾誠二氏をお招きして、リーダーシップについての考え方と持論をお聞きする。それに加えて、映像課題を通して、これから求められるリーダーシップとその育成の仕方について討議していく。次代を担う子どもたちを含めて、あらゆる層の人々を対象にしたリーダーシップ開発を行っていくために、いま、組織や大学や地域社会が何をすべきか、何かできるのかを考えていきたいと思う。
プログラム
13:30−13:40 テーマへの招待
金井 壽宏(神戸大学大学院経営学研究科長 教授)
13:40−15:10 講 演
「人は誰もがリーダーである」
平尾 誠二氏(神戸製鋼コベルコスティーラーズGM)
〜 休 憩 〜
15:25−17:00 映像課題と討議
司会:髙橋 潔(神戸大学大学院経営学研究科 教授)
〈パネリスト〉
平尾 誠二氏
金井 壽宏
〈司 会〉
髙橋 潔 (神戸大学大学院経営学研究科 教授)