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第35回シンポジウム

企業のリスクマネジメントとコーポレートガバナンス:
保険の活用が経営の意思決定にどう作用するのか?

日  時
2024年12月15日(日)13:30~17:00
場  所
神戸大学大学院経営学研究科本館2階206教室
参 加 費
現代経営学研究所「年会費型」会員:無料
現代経営学研究所「都度払型」会員:3,000円(税込)
後援団体所属の方:3,000円(税込)
非会員:5,000円(税込)

概 要

大規模自然災害、為替変動、サイバーセキュリティ、他国との政治的な緊張の高まりなど、近年のわが国企業を取り巻くリスクは多様化、複雑化を増しており、その対策の重要性が大きくなっています。加えて、企業は自らのリスクマネジメントの方針・内容について投資家への説明責任が課されるようになり、コーポレートガバナンスの面からもリスクマネジメント強化の必要性に迫られています。こうした中で、日本企業の中にはリスクを統括する責任者(リスクマネージャー)を設置し、全社的な取り組みとしてリスクマネジメントを推進するなど、新たな動きがみられるようになりました。

また、リスクを専門に引き受ける損保会社側も、事業会社にとって利用可能な保険料率でのキャパシティーの提供に努力するとともに、保険以外の選択肢も含めた企業のリスクマネジメント戦略全般に関しての専門的価値の提供がより一層重要になることが期待されています。一方で、2023年に発覚した大手損保会社による保険料事前調整問題は、わが国の慣習として長く続いていた損保会社による政策保有株式の売却に展開しており、損害保険会社とのビジネス関係の再構築が求められています。

そこで当シンポジウムは、コーポレートガバナンスや企業価値向上のために、企業は保険活用を中心としたリスクマネジメントをどのように行っていくべきかを切り口として、この分野におけるアカデミック、事業会社、損保業界における第一人者の方々をお招きして、日本企業の健全な発展に向けた取り組みと今後の課題について、参加者の方々と共に考えていく機会にできればと思います。

<後援>関西生産性本部、神戸経済同友会、神戸商工会議所、日本経済研究センター、日本経済新聞社大阪本社、日本損害保険協会、日本マーケティング協会、MBA Cafe、PARIMA JAPAN(五十音順)

*会場実施のみで、オンライン配信はございません
*ご参加ご希望の方は12/6(金)までに事前お申し込みいただきますようお願いします

プログラム

13:30-13:35 開会挨拶  國部 克彦(神戸大学大学院経営学研究科長 教授)
13:35-13:45 解  題  山﨑 尚志(神戸大学大学院経営学研究科 教授)
13:45-14:25 講 演 1   柳瀬 典由氏(慶應義塾大学商学部 教授)
14:25-15:05 講 演 2   増山 啓氏(三菱重工業株式会社事業支援統括部・                                                                                 事業リスク管理部 リスクマネージャー)
~~ 休憩10分 ~~
15:15-15:25 講 演 3   金泉 浩二氏(日本損害保険協会経営企画部
                     企画グループ グループリーダー)
15:25-15:55 講 演 4   長島 剛志氏
             (東京海上日動火災保険株式会社マーケット戦略部
              日経グローバル推進室 ゼネラルマネージャー)
~~ 休憩10分 ~~
16:05-16:55 パネルディスカッション
        パネリスト:柳瀬典由氏、増山啓氏、金泉浩二氏、長島剛志氏
        司     会:山﨑 尚志
16:55-17:00 閉会挨拶  梶原 武久(現代経営学研究所 理事長)

*終了後、名刺交換会や意見交換などの交流の時間を設ける予定です(1時間程度)