過去の開催記録
半導体から日本の過去と未来を考える
- 日 時
- 2016年11月6日(日) 13:45 ~ 17:15
- 場 所
神戸大学大学院経営学研究科 本館2階 206教室(予定)
- 参 加 費
賛助会員:2,000円 学生会員:無料(学生証提示要) 非会員:10,000円 後援会ご所属の方:5,000円
概 要
皆様ご存じのとおり、日本は1980年前後に突如として半導体メモリーで世界の先端に躍り出て、アメリカのベンチャーの雄、インテルを撤退に追い込みました。その当時、日本は一家に二台目の小型テレビや小型車の輸出元として認知されたか否かという程度でした。それが一躍ハイテク領域でアメリカ企業を脅かし始めたのです。一夜にしてスポットライトを浴びるようになったのも無理はありませんでした。しかしながら、日本の半導体が我が世の春を謳歌したのはわずか15年足らずのことでした。そのあとは急斜面を転がり落ちる一方で、各社とも足を洗うのに必死という状況に突入したのです。日本の凋落をここまでドラマティックに象徴する業界は、ほかにないと言っても過言ではないでしょう。
今年度のシンポジウムでは、この業界の生き証人たちと何が起きたのかを問いなおすと同時に、IoTやAIの時代の入口で巻き返しに出る様子をご紹介します。ゲストにお迎えする肥塚氏は、長らく経済産業省で日本の産業政策の陣頭指揮を執ってこられた方です。井上氏は、最先端半導体の開発に携わってこられ、今はソシオネクスト(パナソニックと富士通の合弁、CEOは元京セラ社長の西口泰夫氏)を仕切る立場で活躍されておられます。業界の方々は言うに及ばず、他業界に身を置く方々にも、日本の未来を占う絶好の機会にしたいと考えております。ふるって御参加ください。
プログラム
13:45-13:50 開会挨拶 鈴木 一水 (神戸大学大学院経営学研究科長 教授)
13:50-14:05 解題 三品 和広 (神戸大学大学院経営学研究科 教授)
14:05-15:05 ご講演 肥塚 雅博 氏(株式会社富士通総研 代表取締役会長)
~~ 休憩 20分 ~~
15:25-16:25 ご講演 井上 あまね 氏(株式会社ソシオネクスト 代表取締役社長 兼COO)
16:25-17:10 パネルディスカッション(質疑応答)
パネリスト:肥塚氏、井上氏、三品
17:10-17:15 閉会挨拶 正司 健一 (現代経営学研究所 理事長)
司会・コーディネータ:三品 和広