過去の開催記録
「ポストLCC時代の航空業界:企業と産業の持続可能性」
- 日 時
- 2014年3月16日(日) 13:30~17:00
- 場 所
神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ
- 参 加 費
賛助会員2,000円 非会員10,000円
※学生会員は、学生証をご提示の場合、無料となります。
概 要
我が国の航空業界では1998年にエア・ドゥ及びスカイマーク航空が参入し、その後ソラシドエア、スターフライヤー航空の参入を経て、2011年にはある意味純然たるLCC(低費用航空会社)が3社参入しました。しかしながら皆様ご承知のように、航空業界における価格競争は激しく、現在のところ必ずしも成功しているわけではなく、敢えてピーチ航空が何とか頑張っている、という状況です。
海外に目を向けた場合、世界各国でLCCは数多く設立されていますが、その中でLCC本家の米国では、サウスウエスト航空あるいはジェットブルーといった代表的なLCCが「準フルサービスキャリア」的な方針転換を行っており、かつてのサクセスストーリーは過去のものとなりつつあります。
我が国においても、かつて激しい運賃競争を行ったエア・ドゥはその後、準フルサービスキャリア型航空会社に転換しており、1つの航空会社のライフサイクルの中で終始LCCという事業形態で存続するのは不可能との見方もあります。一方でULCC(ウルトラLCC)というような新たな航空会社の参入も見られ、LCCという産業自体は持続して行くのかもしれません。
このたびのワークショップでは、LCCを含めた航空産業の市場構造、競争行動と、消費者・地域・国民経済に与える影響に関して、現場及び研究者の立場から今後の動向を議論し、分析課題を明確にしたいと考えております。
プログラム
【プログラム(予定)】
13:30-13:45 問題提起 村上 英樹 (神戸大学大学院経営学研究科 教授)
13:45-14:30 ご講演 岡村 克彦 氏(ソラシド エア 運航本部 副本部長)
14:30-15:15 ご講演 平澤 寿一 氏(全日本空輸株式会社企画部 副部長)
~~ 休 憩 ~~
15:30-17:00 パネルディスカッション
パネリスト:
岡村 克彦 氏
平澤 寿一 氏
原 高太朗 氏(エア・ドゥ 取締役)
司 会 : 村上 英樹