次回開催

第98回ワークショップ

健康な職場づくりとキャリア形成支援

日  時
2018年9月23日(日)13:30~17:00
場  所
神戸大学六甲キャンパス アカデミア館5階504教室
参 加 費
賛助会員・学生会員 無料(事前申し込み要)非会員10,000円 凌霜会・MBA Cafe会員 7,000円

概 要

 健康な職場づくりが企業の課題としてクローズアップされるなか「健康経営」に取り組む企業が増えてきました。健康経営とは、従業員の健康の保持・増進に向けて経営の視点から投資することです。しかし健康経営の捉え方や実践は、各企業が直面している状況や狙いによってさまざまであり、いくぶん混乱しているように見受けられます。
 一方、アメリカでは心理的健康職場(Psychological Healthy Workplace: PHW)というコンセプトがあります。PHWとは、狭義の健康のみならず、従業員のウエルビーイング全体を向上させ、同時に職場や組織全体を健康にして組織成果を高める取り組みです。例えば、全米心理学会は5つの審査基準を設けて健康な職場づくりに優れた企業を毎年表彰しています(Psycholog
ically Healthy Workplace Award)。5つの基準とは、従業員の巻き込み(Involvement)、ワークライフバランス(Work Life Balance)、成長と育成(Growth and Development)、健康と安全(Health and Safety)、承認(Recognition)です。
 こうした多面的・総合的な観点に立つと、健康な職場づくりとは、禁煙(受動喫煙防止)・メタボ・生活習慣病予防・ストレス緩和といった健康増進施策(Health and Safety)に加えて、従業員の成長と育成、承認、仕事のやりがいに効果を発揮するキャリア形成支援も包摂して考えることができそうです。具体的にはキャリア・コンサルティングやキャリア研修です。さらには生産性の高い健康な職場づくりという観点から、いわゆる「働き方改革」や「ダイバーシティとインクルージョン」も重要であるかもしれません。ただし、こうした企業の取り組みはそれぞれ境界がはっきりしているわけではなく、施策間の連携や相乗効果が求められます。
 このワークショップでは、従業員のウエルビーイングと組織成果を両立させるマネジメントとして、健康経営とキャリア形成支援はどのように位置づけられるか、施策間の連携、各セクションやスタッフ(専門家)の連携・協働はどのように図られるべきか検討します。

プログラム

13:30-13:45 解 題 平野 光俊(神戸大学大学院経営学研究科 教授)
13:45-14:15 講 演① 金井 壽宏(神戸大学大学院経営学研究科 教授)
14:15-14:45 講 演② 栗岡 住子 氏(桃山学院教育大学教育学部 教授)
14:45-15:15 講 演③ 鈴木 紀子 氏(シオノギキャリア開発センター株式会社 キャリア開発部長)
~ 休憩(15分間) ~
15:30-17:00 パネルディスカッション
パネリスト: 栗岡 住子 氏、鈴木 紀子 氏、金井 壽宏
司 会: 平野 光俊