設立のねらい
「現代経営学研究所」(Research Institute of Advanced Management: RIAM)は、産学連携を通じた経営教育研究の促進を基本理念とし、産業界と学界を架橋するシステムの構築を通じて、先端的・実践的経営学の教育研究を促進する活動を行います。
学界における先端的な経営学の教育研究は、産業界の新鮮な情報を受信しないことには進展しません。また学術の研究成果を産業界に発信することも必要です。他方、産業界も、めまぐるしく変化するビジネス環境において、学界からの新しい情報や知を求めています。現代はまさしく産業界と学界が相互に知の移転・共有・蓄積を進めていくことが重要であるといえます。神戸大学大学院経営学研究科は、このような社会的要請に応え公益の増進に資すため1993年に「現代経営学研究学会」を設立いたしました。
さらに2004年には、NPO法人として改組し、現代経営学研究学会の活動を拡張させながら、産業界と学界の情報の相互受発信と経営教育・研究に関わる知の移転・共有・蓄積のための基盤システムの構築に取り組んでおります。
上記の設立目的を達成するため、現代経営学研究所(RIAM)は、年1回のシンポジウムと年3回のワークショップを開催しています。そして、会報『ビジネス・インサイト』を通じて、これらの成果の会員への普及を図っています。
現代経営学研究所では、そのほか、
- 産学連携による経営教育研究への助成
- 経営教育方法の研究と教材の開発・流通
- 経営教育の人材開発
- 経営教育に係わる講師等の派遣
- 経営教育の実施
- 経営指導
といった事業を行っています。