過去の開催記録

第9回ワークショップ

ヒット商品開発の論理可能性 —開発の論理とマーケティングの論理—

日  時
1995年6月3 日(土)
場  所

神戸大学アカデミア館5階504教室

参 加 費

概 要

 毎年毎年、多くのヒット商品が生み出されています。しかし、それと同時に、さらに多くの非ヒット商品、失敗商品の山が築かれていることも忘れてはなりません。
 ヒット商品がでてくると、その開発のストーリーが成功例として紹介されます。そこから学ぼうとする人々も多いようです。ところが、ある商品が成功するかどうかと、その開発過程での仕事の仕方との間には意味のある関係があるのでしょうか。
 他人の経験から学ぼうとする人々は、商品の成功失敗と商品の開発過程との間には何らかの関係があるという前提で考えているはずです。経営学者のなかにも、そのように考えている人々がたくさんいます。他方では、商品の成功失敗と商品の開発過程での仕事の仕方とは無関係だと考える人々も少なくありません。どちらの考え方が正しいのでしょうか。
 このワークショップでは、神戸大学経営学部助教授の高井紳二が問題提起を行い、商品開発の現場の人々に集まっていただき、商品開発に論理があるのかについて、本音の議論を戦わせたいと思っています。商品開発に携わっている人々、商品開発に関心をお持ちの人々にぜひ参加していただきたいと思っております。

プログラム

問題提起
高井 紳二(神戸大学経営学部助教授)

パネル討議
「ヒット商品開発の論理可能性—開発の論理とマーケティングの論理—」
司会:金井 壽宏(神戸大学経営学部教授)

パネリスト:
馬場 靖憲氏(東京大学人工物工学研究センター助教授)
深田 芳彦氏(シャープ株式会社生活ソフト企画本部副本部長兼戦略推進室室長)
三並 達也氏(株式会社カプコン 商品開発部CS制作部開発業務課長)