過去の開催記録
消費社会のより良い進化 エシカル消費とCSV
- 日 時
- 2015年6月14日(日)13:30~17:00
- 場 所
神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ
- 参 加 費
賛助会員2,000円、非会員10,000円 ※学生会員は、学生証をご提示で無料
概 要
エシカル(Ethical)ってなに? ⇒倫理的活動を意味し、持続可能な消費社会を目指す消費者は、エシカルな消費を心がけており、新たな消費行動として注目されています。
今、地球が抱えている人口問題や有限資源等の課題を考えると、企業と消費者が協同して持続可能な消費に取り組まなければ、次世代に健全な地球を残すことができない時期を迎えていると言えます。企業は「CSR(注1)& CSV(注2)」に取り組み、先進的な消費者は「エシカル消費」を提案し、どちらも持続可能な社会を目指していますが、まだ広がりも少なく相乗効果も生まれていない状況です。
社会的課題解決に目を向ける消費者と企業が協力することで、国が進める「消費者市民社会(注3)」の形成にも繋がっていくことが期待されます。しかし、消費者が持続可能な商品やサービスを選ばないと、企業の取り組みも広がりません。
本ワークショップでは、エシカル消費の研究を進め、多くの論説を寄稿している第一生命経済研究所 上席主任研究員の宮木氏に、「エシカル消費」について解説いただき、CSVを企業戦略として推進するキリン株式会社 お客様相談室長の坂倉氏からCSVとお客様満足について講演いただきます。
後半のパネルディスカッションでは、講師2名に第三者の立場からパネラー1名が加わり、社会的課題を解決するために消費者と企業はどのように協力していけるのかを議論します。重要なキーワードとして「消費者の満足」を取り上げ、持続可能な消費が企業と消費者の双方にとって利益となる展開を考えます。
(注1)CSR corporate social responsibility 企業の社会的責任
(注2)CSV creating shared value 共有価値の創造
(注3)消費者市民社会 消費者一人一人が、自分だけでなく周りの人々や、将来生まれる人々の状況、内外の社会経済情勢や地球環境にまで思いを馳せて生活し、社会の発展と改善に積極的に参加する社会を意味する(平成25年版消費者白書より抜粋)
プログラム
【プログラム(予定)】
13:30-13:40 解 題 馬場 新一 (神戸大学大学院経営学研究科 准教授)
13:40-14:40 ご講演① 宮木 由貴子 氏(株式会社第一生命経済研究所
上席主任研究員 日本ヒーブ協議会 副代表理事)
14:40-15:30 ご講演② 坂倉 忠夫 氏 (キリン株式会社 お客様相談室 室長)
~ 休憩(15分間)~
15:45-17:00 パネルディスカッション
パネリスト:
宮木 由貴子 氏
坂倉 忠夫 氏
上田 剛弘 氏(神戸市市民参画推進局 市民生活部 消費生活課長)
司 会:
馬場 新一