「地理情報システムを利用した小売出店計画」研究会のご案内

神戸大学経済経営研究所は、文部科学省サービスイノベーション人材育成プログラムの推進機関として採択され、2008年度より3年間にわたり、国内外のサービスイノベーションに関する事例を研究し、映像を用いた教育教材を開発してきました。
開発された10事例のうち、このたび、「リテールイノベーション:GMAP Consulting」の映像教材をとりあげ、DVD上映とともに、調査にご協力いただいたGIS(geographic information system:地理情報システム)コンサルティング企業のGMAP Consultingのマネージング・コンサルタントの酒井嘉昭氏と、さらにGISのビジネス利用研究の第一人者である、日本大学の高阪宏行教授をお招きして、研究会を開催する運びとなりました。
カーナビのような地理情報をいかしたサービスは世の中によく知られていますが、このDVD教材を通じて、技術革新により、地理情報とマーケティングデータを統合することが可能になった現在、地理情報が小売出店計画にも生かされていること、具体的には、どの候補地に出店すれば、どれくらいの売上高が上がるのかの事前予測や、またショッピングセンターに出店すべきか路面店に出店すべきかなど、小売業にとって重要な意思決定がどのように行えるようになっているかについて学ぶことができます。
GMAP社は英国のリーズ大学の著名な地理学研究室のベンチャー企業として創立された企業であり、流通やマーケティング分野にも影響を与えてきた都市地理学のモデルをベースにシステムやモデルの開発を行ってきました。古典的なアカデミックな理論が技術革新によりビジネスへと適用されていくプロセスもこのDVDを通じて知ることができます。また、世界一競争が激しく複雑だと言われる日本市場において、どのように英国のGIS企業がコンサルティングを行ってきたかについてもご紹介します。

詳細はこちらをご覧下さい(PDFファイル・166KB)。

※文部科学省サービスイノベーション人材育成推進プログラム
 兼松セミナー共催

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