過去の開催記録

第4回ワークショップ

コストを設計する

日  時
1993年11月 27日(土)
場  所
参 加 費

概 要

 ジャスト・イン・タイムを実現する生産システムによって日本製品の優秀性が支えられてきたことは広く知られています。しかし、製品開発の初期段階から製品ライフサイクル全体を見通し、高い品質ですぐれた信頼性をもつ顧客が満足する低コストの商品を短い開発期間で生み出す「原価企画」と呼ばれるマネジメントが果たしてきた役割も見過ごすことはできません。
 第4回目を迎える次回のワークショップでは、「コストの設計とは何か」「コストの設計システムの拡張性」「経営戦略や組織に適合したコストの設計システムとはどういうものか」「コストの設計システムの逆機能とその克服方法」などのトピックについて、最近、原価企画に関する著書を出版した加登豊助教授(神戸大学経営学部管理会計論講座助教授)からの話題を提供した後、パネル討議では、自動車メーカーとサプライヤーの両者の視点から「コストの設計」をめぐる問題を考えてみたいと考えております。
 「コストの設計」が経理部門だけでなく、全社的に取り組むべき経営課題であることを、参加者全員で確認したいと思います。

プログラム

問題提起
「日本的製品開発の光と影:原価企画の本質」
加登 豊(神戸大学経営学部助教授)

パネル討議
「変貌する新製品開発マネジメント」
司会:谷 武幸(神戸大学経営学部教授)

パネリスト:
梶田 正紀氏(愛知機械工業株式会社ユニット事業部)
山田 義夫氏(クラリオン株式会社管理総括本部経理部)
高嶋 克義氏(神戸大学経営学部助教授)